みなさん、こんにちは。
三姉妹と海外駐在していますMikuです。
海外に行くとときの大きな問題。一人で子どもつれて飛行機乗るって…え?まじで?できんの?ってなります。はい、もう不安しかありません。わかります。
海外駐在で母が頭を抱える大きな問題の1つ。それは、子どもを連れてどうやって飛行機で海を渡るのかではないでしょうか。まして小さいお子様がいるご家庭だと本当にどうなるのか不安でいっぱいなのではないかとお察しします。日本で普通のスーパーに子ども連れていくだけでも大変なのに、10時間以上のフライトなんて想像を絶する…と私は恐怖でおののいておりました。今まさにそんな状況の方のためのイメージトレーニングの1つとなれば幸いです。
先に申し上げますが、決して「楽だよ。大丈夫だったよ。」なんてことはありません。
でも、
やれるよ!やれたよ!やってやれぬことはない!
不安でいっぱいだと思いますが、なんとか切り抜けましょう。
我が家のフライト時の家族構成
日本出国時の我が家の家族構成と状況についてまずはご説明いたします。
- 父:すでに出国済み。アメリカにて家族の到着をまっている状態。
- 母:海外赴任に毎日頭を悩ます日々。
- 長女(5歳11か月):年長さん。
- 次女(4歳4か月):年少さん。
- 三女(2歳2か月):一番やっかいなお年頃。1人で歩けるけど長い距離は絶対無理。
この年齢の3人連れて、モール行くだけでも手足りねぇってなるのに、飛行機乗せて海外まで連れていくの無謀すぎるだろというのが私の中で最初に思ったことです。多分みんなが共感してくれていると願うばかり。とくに私の中での一番の不安要素は2歳児でした。そして、5.4歳がどこまで頑張れるかが本当に未知の領域。
最初に考えるべき渡航方法
ここにきてまず考えるべきなのが、渡航方法だと思います。
選択肢は2つ!
①父に一度日本に帰国してもらい、家族みんなで渡米する。
➁母1人で子ども3人連れて渡米する。この状況をなんとか乗り切る。
①の案で行くのも全然ありです。というかそれが可能ならそうした方がいいです。絶対そう思います。でも実際はできないって人が多いのではないでしょうか?
旦那様はすでに海外で仕事をしている状態なので、そこで渡米のために有給を取るのは大変だったり、
今はコロナの問題で隔離期間があったりでさらに行き来が厳しい状況にあると思います。
我が家の場合はそれにプラスで、もし①の場合、主人の往復の旅費は自己負担というのが大きなネックとなりました。
数十万と主人にきてもらうメリット…天秤にかけたら、夫にそこまでの価値見いだせず!!(笑)
➁母1人で子ども3人連れて渡米する。この状況をなんとか乗り切る。
でいくという結論に達しました。
事前準備
行くと決めたらもうあとには引けぬので、次は対策を練るわけです。というわけで、事前にやっておべきことを考えていきましょう。
手荷物の準備
一番悩むポイントが手荷物どうするの問題です。子ども3人も手荷物みたいなもんですから、それにさらに手荷物もつって私どうなるん?と思いませんか?思いますよね?(笑)
でもアメリカに食品を持ち込みたいって思ったら手荷物にいれるしかないじゃないですか?
日本食できるだけ持っていきたいですよね。ここの葛藤ハンパないですよね?
わかります。わかりますよー。
これが正解かわかりませんが、私がくだした結論はこちらです。
めちゃくちゃ持っていってるー!!!(笑)
備えられるものは備えたいタイプでして、どうにもこにもこうなってしまったというね…中身についてはまだ別記事で紹介したいと思いますが…。
- キャリーケース(大):2個→1個は事前に空港発送
- キャリーケース(小):4個→2個は事前に空港発送
- 段ボール(S):3個→事前に空港に発送
- リュック(大):1個→大人用
- リュック(小):2個→上2人の子供用
- ボストンバック:2個→機内にもっていきたいもの入れる用
海外駐在なら絶対申し込むべき海外赴任コンポ
これは絶対!マスト!海外赴任コンポへの事前申し込みは絶対にしてください。たくさんのメリットがあります。我が家では会社の方で手続きしてもらえましたが、そうでない場合はご自身で絶対してください。この海外赴任コンポに申し込んでいることで、あとでめちゃくちゃ救われます。声を大にして言います。我が家はANAを利用したのですが、「ANAの海外赴任コンポと海外赴任ファミリーサポートは最強です。」これをきっかけに私ANA大好きになりました。感謝しかありません。ので必ず申し込みをしてください。
■海外赴任ファミリーサポートが使える条件■
赴任コンポのご案内 | ANAマイレージクラブ
(1)大人お一人のみで、15歳以下のお子様を1人以上同伴する場合
(2)高齢(60歳以上)のお客様のみで搭乗する場合
(3)妊娠中のお客様のみで搭乗する場合
(4)12歳以上16歳以下(メキシコ行きは14歳以上17歳以下)のお子様のみで搭乗する場合
飛行機の予約について
フライト時間
フライトは夜を選択するのがおすすめかなと思います。理由としては、我が家はビジネスで移動できたこともあり、子どもたちは飛行機の時間の7割くらい寝ていましたので、騒がれて大変ということがなかったからです。まあ、寝てくれるかは運次第というところですが、移動で疲れ切った子どもたちはだぶん寝てくれます。
飛行機の席配置
飛行機の席配置についても悩むポイントかと思います。
我が家このタイプの飛行機で、この写真の感じで4席予約をとったのですが、これって写真で見た感じ向かい合ってる座席の人と顔が見合わせるのかなって思うんですが、(新幹線スタイルを想像しませんか?)実際は座ると全く見えなかったです。離陸、着陸のときは子どもでもしっかり席についてシートベルトをする必要があるので、席選びはよく考えることをおすすめします。
我が家は乗った後に乗務員さんに相談して席を変えてもらいました。
実際に使用した席はこちらです。4の席はほぼ使用していません。
日本の飛行場までどうやって行くのか
じつは、私の場合この飛行場まで行くというのが最も大変な過程でした。空港についてしまえば、たくさんの人が助けてくれるのでなんとかなるんです。でもそこに行くまでは自力でやるしかないのです。ここをのりきればと思ってがんばりましょう。
そして移動についてはいろいろなパターンがあって悩みどころだと思います。
シャトルバスでいく
一番よくあるパターンなのかなと思います。
主人はこの方法で空港に向かいましたが、私たちはこちらは選択していません。
まず子どもがバスの中でじっとしていられない可能性があると考えました。
そして、我が家の移動は東京オリンピックの時期に被っていました。そのため交通規制が発生していたのであきらめました。
少し大きなお子さんなら乗っているだけなので一番楽な方法だと思います。
電車で行く
我が家はこちらを選択しました。移動には実母も同行してくれたのですが大変でした。空港までは1時間半くらいのところに住んでいました。まず、2歳児が完全に荷物と同じくくりになります。もう歩かせるのは不可能なので、ずっと抱っこ紐でした。大荷物抱えてさらに2歳児をずっと抱っこするって罰ゲームかよって感じです。(笑)ベビーカーもだいぶ考えましたが荷物これ以上増やすのは無理だと思ってもっていってません。空港につけばカートありますので、電車の中の辛抱です。
誰かに送ってもらう
もし当日送ってくれる人がいたら、この選択もありかなと思います。渋滞などを考慮して時間に余裕をもって移動してくださいね。
前日宿泊する
これは渋滞や遅延などの時間を気にしなくていいので安心ですね。我が家も1度悩みましたが、飛行機が夜便だったので、暇をもてあました子どもの相手をするのが大変なのでやめました。
日本の飛行場についてからの流れ
ここまでくればもう大丈夫!空港にいる方はみんな優しいです。誰かが助けてくれますので安心してください。子どものカートもゲットできるので、抱っこ地獄からも解放されます。(←こちらは搭乗口ぎりぎりまで持っていけますよ)あと、迷子対策でみんな同じ服着せてます。
送っておいた荷物をピックアップする
空港について、チェックインをするぞとなったら先に送っておいた荷物を受け取りにいきます。チェックインカウンターと荷物の受け取りカウンターは同じフロアにあり、チェックイン窓口とも近いので安心してください。チェックインの直前に荷物はピックアップした方がいいと思います。
私焦って先にもらってしまったのですが、チェックインまでまだ時間あって、、、お店で一息つきたかったんですが、邪魔すぎました。まあ日本という安心感で、そのへんに放置してお店入りましたけど…移動しづらいしオススメはしません。
チェックインする
ここで大量の荷物を預入してしまえば、もうだいぶ楽です。
このタイミングで、何時にどこで海外赴任ファミリーサポートの方と待ち合わせですということを決めます。
海外赴任ファミリーサービスの係りの方と合流する
海外赴任ファミリーサポートの方と出発口付近で合流します。
なんとこの後はその方が飛行機にのるまでずっとそばでサポートしてくれるんです。
保安検査こっちですよー!搭乗ゲートこっちですよー!と案内してくれて、カートも押して出さり至れり尽くせりでした。時間あるので、少しラウンジいきますかー?と連れて行ってくれましたし、感謝感謝です。
搭乗口
ANAでは搭乗も優先して乗れました。入口で優先的に入れるやつです。そこで、サポートしてくださった方とはお別れしますが、そこからはCAさんが席まで荷物を持ってくださって完全サポートしてくださいました。ありがたすぎる。そろそろお気づきかと思いますが、本当に空港についてからは誰かが助けてくれるんです。不安なこともすぐ聞けるし、恐いことありません。母が安心してるので、子どもも落ち着いてます。ただすでにだいぶお疲れの姉2人…
飛行機内での様子
離陸時
先述しましたとおり、席を新幹線スタイルでとってしまっていたので、離陸時はこのままいくことになってしまいました。2歳児は膝上でOKとしてくれたので、右に次女、向い席に長女が座ることに…
長女→母が見えぬことと、飛行機の離陸の恐怖でしくしく泣きました。
次女→移動に疲れ果てて、離陸するときにはすでに寝てた。
三女→棒付きのあめを食べさせておいたら、何事もない顔で無事終了。
とにかく長女がかわいそうでした。これは反省点。早めに席を変えてあげて、せめて顔見えるところで離陸にしてあげるべきでした。そして次女寝るなら、次女を向い席にすればよかった。(笑)次回の帰国のちきはよく考えようと思います。
飛行機の中での様子
飛行機の中での様子を時系列で簡単に…結論から言いますと想像したような大騒ぎや困りごとは全くなくフライトを終えることになりました。ごまかすためにカードゲームやらお菓子やらなんだかんだと持っていましたが、出番なし!子どもたちテレビあればいいらしい…
17:00 離陸後
CAさんが次々に挨拶しにきてくれる。「何でもいってくださいね!トイレとかも連れていきますからね!」と言ってくれました。しかしわが子たち人見知りにつき結局私が次から次にトイレに連れていくことになります。
18:00 夕食
何かおいしいものが出た気がするも、疲れ切っていて全く楽しめず…
子どもたちは事前予約でキッズミールにしておきましたが、まあほぼ食べてません。
やっと落ち着けた安心感からか頭痛に見舞われて、添乗員さんに薬をもらう。
21:00 子ども全員就寝
夕食後、テレビの見方をマスターした長女と次女は静かにテレビに食いついていたので問題なし。3女は20時頃力尽きて寝てしまいました。ラッキー!そして21時には子どもは3人とも力尽きて寝ました。
2:00 朝食
もう朝食かい!って感じですが、アメリカ時間だと9時…体わけわからんことになってますが、子どもがまだ全員寝ていたので落ち着いてごはんが食べれた。日本食ともこれでしばしお別れか…としみじみした時間。というのもつかの間3女起床。
子どもたちは朝食どうしますか?と聞いてくれて、簡単なバナナやフルーツ盛り、パンなどを用意してくれました。臨機応変に対応してくれるCAさん本当に神!!
そして、食べ終えるとまたテレビを見始める長女と次女。このあたりの3女は元気なので、それをごまかすのがちょっとめんどくさい。でも席が広かったから、その中でなんとか凌げました。
【おまけ】最後にCAさんがサプレイズでプレートをもってきてくれた…お話
CAさんが、こんなプレートを持ってきてくれました。
もう気張りまくりだったので、その優しさに泣きましたよね。
着陸時
子どもたちは全員起きていたので、とりあえず棒付きのあめを持たせる。相変わらずテレビを見続けていて特に景色を楽しもうというスタンスもないわが子たち…耳が変とか言うものの泣くようなことはなかったです。
機内にもっていってよかったもの
機内にもっていくもの何かと考えすぎてしまってたくさん持ってしまうかもしれませんが、そのほとんどが使われずに終わりますので、最小限でいいと思いました。というかだいたいの必要なものは飛行機で用意れている。そして、いちいち上の荷物棚開けてる暇ない。めんどくさい。子どもで手いっぱいなので荷物はなるべく少なめにした方が動きやすいなという感想です。
アメリカの飛行場についてからの流れ
いよいよ異国の地に到着。英語問題と荷物ピックアップ問題が不安要素ですよね。ご安心ください。飛行機降りたらすぐに、ファミリーサポートの方いらっしゃいました!!!!!(日本人の方。場合によってはそうではないこともあるようです。)また荷物も持ってくださいまして、入国審査まで案内してくれました。
入国審査
こちらでもすべてサポートの方が対応してくれました。審査の方に「ちょっとくらい英語いける?」的な質問されましたが、かたくなにNOという私。(笑)
いくつか質問を受けましたが、(もちろんサポートの方を介してすべて日本語で答えてます。)会社からの紹介状のようなものを読んだらすんなり通してもらえました。
【質問されたこと】
- 現金いくらくらい持っているの?
- 肉類もってない?
- お酒もってる?
- どのくらいいるの?
そして、これを書いていて気づきましたが、税関申告書提出してなかったです。今手元にあってびっくり。よかったのかな…
手荷物のピックアップ
ファミリーサポートの方は基本的に手荷物のお手伝いはしませんよ。ということになっていたので、
最初に「荷物のピックアップや移動はチップを払ってボーイさんにお願いしましょう」と言われていました。
そして手荷物受取所へ行くと、あの大量の手荷物のピックアップ…もうカートにきれいに積まれて置いてあった。誰がやってくれたのかわからないけど、ちゃんと置いてあった。どこかの誰かよありがとう。そして、流れでそのままそのスタッフの方が到着ロビーまで押してくれて主人に引き渡してくれました。ああもう本当にありがとうございました。という感じで、最後まで恵まれていた感じです。
ANAのページにも手荷物については記載があるので、これはラッキーパターンかもしれませんのでご参考までに。以下にファミリーサポートの注意点を記載しておきます。
【ご注意】
赴任コンポのご案内 | ANAマイレージクラブ
・新型コロナウイルス感染拡大、各国機関指示等により、サービス受付の中止、実施当日に中止になる場合があります。
・ご利用人数に制限があるため、ご希望に沿えない場合もございます。
・お客様お一人に対して係員一人でのご案内ではなく、複数名ご一緒でのご案内となる場合がございます。
・日本以外の空港では、日本語を話せる係員でのご案内ができない場合がございます。
・手荷物の運搬、お子様のケアを目的とするサービスではございません。
全体の感想
まずね、めちゃくちゃ疲れました。できれば二度とやりたくないと思ってます。一番大変だったのは、やはり飛行場までの道のりですね。荷物持ちすぎていたのが敗因ですが、がんばったかいあってアメリカでの食材問題については4か月くらい困りませんでした。でもこっちでもだいたいの日本食材は手に入りますので(高いけどね…)荷物はもう少しすくなくしてもよかったなと思います。
あとは席配置についてはよく検討してください。2歳時今回は膝上でOKとしてくれましたが、1人で座れる場合は基本的には離着陸時1人で座ってシートベルトしなくてはいけません。とくに飛行機初めてのお子さんは不安もあると思いますので、事前に説明したり、目の届く席にしたり配慮してあげるといいと思います。
そして、ANAの海外赴任コンポなかったら、私はアメリカについていないだろう。あの時に助けてくれたANAのスタッフの方全員に感謝しています。逆を言えば、このサービスを使って海外赴任ができる方は安心して大丈夫ということです。英語力も全く問題なしでいけますのでご安心ください。
海外赴任を控えて、不安でいっぱいな気持ちのお母さまの1人で子ども連れて飛行機乗れるか問題について少しでも道が開かれているといいのですが…また気づいたことがあれば追記します。
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